肉と気候変動
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「肉」「気候変動」
この2つのワードをつなげて考えたことはありますか?
肉といっても色々ありますね。
牛、豚、鶏、羊・・・
いずれも家畜を育て、解体して肉にするわけです。
家畜が育つ過程から家庭で食べられるまでで何が起きているのでしょうか?
放牧する場所を確保するために森林を切り開く
CO2を吸収する森林が減っていきます。
多量の飼料が必要になる
飼料は何でできているのでしょうか?
トウモロコシなどの穀物でしょう。
化学肥料、農薬、燃費の悪い農耕機械、収穫物の包装・輸送など、多量の資源を消費することで生産ができる。
解体された肉の輸送・保管
ブラジル産の鶏肉は安いですね。そしておいしいです。
なぜ地球の裏側で生産された鶏肉が安いのでしょうか?
それはわかりませんが、輸送と冷凍保存には多量の燃料を使っていることは間違いありません。
消費期限を切らす販売店と家庭
販売店では客のニーズを満たすために、どうしても多めに仕入れる。在庫管理をしていたって必ず廃棄は出る。そんなわがままな客は買った肉を冷蔵庫に入れたことすら忘れ、消費期限を切らして捨てる。その捨てた肉を作るためにどれだけの資源が費やされたことか。
全ての行動が資源を消費していく
私たちの身の周りにある物がどうやって作られてきたか考えていくと、資源の消費に行き着く。つまり、物を買う、消費するということは資源の消費につながっていく。車に乗らなくたって、電気・ガスを使わなくたって、資源を消費し、空気を汚しながら生きていく。
食料の中で肉は特に悪い。
野菜が最もクリーンな食材か
食物連鎖の出発点は植物。ここから離れるほど、輸送・保管・加工が複雑になっていき、資源を消費していく。ベーコンやハムは最悪なわけですね。
逆に植物は土・水・太陽だけで育つ。土から取ってその場で食べれば究極のクリーン食材になる。さすがにそれは無理なので、せめてスーパーに売っている野菜を食べればいい。原産地はできる限り近くがいい。そうすれば輸送にかかる資源が少ない。
肉はうまい。それは誰しも認めるところ。しかし、毎日食べたら飽きる。おいしいものはたまにでいい。特にごちそうを食べない日は野菜・大豆中心の食事にしよう。
参考:
気候行動を市民に呼びかけるグローバル・コール「ActNow Climate Campaign」:フード・チャレンジ(日本語訳) | 国連広報センター