SDGsから見る日本の課題は環境関連が多い!
Hola!
2015年、150以上の国連加盟国が「持続可能な開発目標」(SDGs)を掲げました。でっかい話です。このSDGsを通して、今、世界で何が起きているのか、知りたいと考えています。
家と会社の往復だけでなく、たまには視野を広げてみようじゃありませんか。
進捗は毎年評価されており、156か国別に報告書があります。2018年の日本の評価を見て、日本の課題は何か、調べました。
いろんな国と比較できるのでおもしろいです。
17ある目標が100項目くらいに細かくされて評価されています。そのうち、特に状況が悪い項目、悪化している項目について取り上げます。
参考資料(英語版しかないです):https://www.un.org/development/desa/publications/the-sustainable-development-goals-report-2018.html
SDGsから見る日本の課題
- 相対的貧困の割合が高い。
- 主観的幸福度が低い(5.9/10)。悪化している。
- 望まない妊娠をする女性の割合(28.8%)が多い。また、増加している。
- 国会議員に女性の割合(9.3%)が少ない。また、悪化している。
- 男女間の賃金格差が大きい(25.7%)。改善はしている。
- 発電時の燃料効率(6.3MtCO2/TWh)が悪い。また、悪化している。
- 再生可能エネルギーの消費割合(6.3%)が悪い。また、改善されていない。
- PM2.5濃度(13μg/m3)が高いし、悪化している。
- 高収入と低収入間のインターネット接続できる人の割合の差(42.9%)が大きい。
- 貧富の差が大きい。
- 高齢者の貧困率(19.0%)が高い。
- 公共交通機関への満足度(56.0%)が低い。また、悪化している。
- 家賃(収入の40%以上)の家庭が多い(16%)。
- 電気・電子機器の廃棄物量が多い(一人当たり17kg)。
- SO2の輸入量が多い(一人当たり12.1kg)。
- 反応性窒素生成物の量が多い(一人当たり36.4kg)。
- 非リサイクル都市固形廃棄物の量が多い(1.4kg/人/日)。
- エネルギー消費によるCO2排出量が多い(一人当たり9.5t)。また、悪化している。
- 海の水が汚い。
- 魚の健康が悪い。
- 魚の乱獲が多い。
- トロール漁法による漁獲が多い。また、悪化している。
- 陸上の絶滅危惧種指数が悪い。また、悪化している。
- 夜間に一人で安全に歩けると感じる人の割合が低い。また、改善されていない。
- 開発援助が少ない。また、改善されていない。
- 金融セキュリティーが悪い。
自然環境関連の項目がかなり多い(緑字)
自然環境関連の項目を緑にしました。半分くらいありますね。きっと、生活が豊かになってくると自然環境への負荷は増えるのでしょう。そのうち、異常気象なんかでしっぺ返しをもらいます。そのため、自然と調和しながら持続可能な発展をしていくことは必須でしょう。経済活動において、責任を負うことが多くなるでしょうから、環境関連の事業は今後、発展しそうです。実際、太陽光発電の勢いがすごいですよね。あちこちに太陽光パネルが立っています。景観を気にしてしまう私は神経質なのでしょうか。
貧困関連が次いで多い(青字)
次いで、貧困関連が3項目あります。正直、これまで、あまり貧困に苦しむ方とは出会ってきませんでした。そのため、ピンと来ていません。しかし、実際、相対的貧困の割合は16.1%とかなり多いです。およそ6人に1人の割合です。小学校のクラスが30人くらいですから、クラスに5人はいる計算です。自分の時もそんなにいたのかな?高齢者の貧困や貧富の差も含めて、まだまだ世間知らずだと感じます。
男女平等関連が同じく多い(赤字)
同じく多いのが、男女平等関連の項目です。国会議員の女性は確かに少ないですね。これでは、世の中の女性の意見を多く吸い上げることができませんし、国に通すことも難しいです。どうして女性が少ないのでしょう?また、男女比の適正な割合はどこにあるのでしょう?5:5がいいとは限りませんよね。
男女の賃金格差はなぜ生じるのでしょうか。正社員の給与体系は男女で分かれていません。ということは、女性が出世していかないのが問題なのでしょうか。男女でものの考え方は異なります。お互い理解しあえないことも多いです。そんな中、上層部が男性ばかりだったら、女性の出世が難しくなるのも何となく察します。会社なんて頭の固い人ばかりですから・・・。