家庭持ちセミリタイヤをめがけて

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持続可能な開発目標SDGs2018年ランク1位はスウェーデン

Hola! 

 

2015年、150以上の国連加盟国が「持続可能な開発目標」(SDGs)を掲げました。でっかい話です。このSDGsを通して、今、世界で何が起きているのか、知りたいと考えています。

家と会社の往復だけでなく、たまには視野を広げてみようじゃありませんか。

世界を変えるためのSDGs。非公式ですが、国別に進捗の評価がされ、ランキングになっています。トップはスウェーデン。さて、日本は何位でしょうか!?

 

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SDGs17目標

この目標に向かって、156か国が活動しています。

SDGs17目標は下の画像をご覧ください。

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毎年、非公式に評価がされ、国ごとにランキングされています。評価方法には改善の余地があるようなので、ランキングは参考程度のものです。評価するにあたっては、いろんな公的機関の公表データを細かくまとめているので、ある程度信頼できそうです。対象国が156もありますが、ちゃんと、156の国別にまとめたデータを公表しています。比較すると面白いです。私がざっと内容を読んだ感想を書いていきます。

参照資料(英語版しかないです):https://www.un.org/development/desa/publications/the-sustainable-development-goals-report-2018.html

 

2018年の総合評価

ランキング

2018年の成績トップは、スウェーデン。それに、デンマーク、フィンランドが続く。福祉が充実した北米の国々ですね。その後もヨーロッパ諸国が上位を独占し、15位に日本が登場します。経済大国アメリカは35位、中国は54位。

一方、最下位は中央アフリカ共和国、それに、チャド、コンゴ民主共和国が続きます。下位のほとんどがアフリカ大陸にある国が占めますが、中東の国も入っています。

これだけ見ると、経済的に豊かな国では課題が少なく、そうでない国では多い印象です。

 

貧しい国は課題

課題になっていない項目を探す方が難しい状態です。貧困・飢餓の対策に集中せざるおえないのでしょう。貧困・飢餓は命に直接かかわります。これを差し置いて、他の課題に取り組めないのは当然です。他にも、エイズ、マラリア、子どもの死亡率、安全な水、・・・命に関わる課題が盛りだくさんです。これらが解消された後、目標8「働きがい」や目標12「生産・消費」などの対策がされ始めるのでしょう。

 

ちなみに、貧困問題の大きい国のトップはナイジェリア。ダントツです。次いで、コンゴ共和国、インドと続きます。インドは急速に発展しているイメージだけど、貧しい人々が置き去りになっているのかな。

 

豊かな国の課題

お金があれば色んなことができるものです。経済的に豊かな国であれば、お金を使って、人と物を投入していろんな対策ができるでしょう。しかし、豊かな国に限ってできていない課題があります。No.12、13です。

No.12は、天然資源の効率的な利用、食料の廃棄、有害廃棄物の管理、リサイクル、化石燃料の消費などに関することです。No.13も似ていて、異常気象や地球温暖化に関する内容です。

大量生産、大量消費をしながら豊かな生活をしているのだけど、その悪影響が環境に出ています。豊かな生活には、何かが犠牲になっているのです。

2017年には、ハリケーンによって、史上最大の被害を出しました。ハリケーン「イルマ」が起こった時、アメリカのフロリダ州では630万人に避難勧告を出しています。日本じゃ考えられない規模ですね。ハリケーンはこれだけじゃないですし、被害はアメリカだけでもありません。こうしたハリケーンの巨大化と大量生産・大量消費してきたこととは関係があるように思います。そろそろ、地球環境と調和した生産・消費に変えていけないでしょうか。報告書の中でも、意識を変えないといけないと書かれていました。私たち個人の意識も同じだと思います。

ちなみに、TOP3の スウェーデン、デンマーク、フィンランドも例外ではありません。

一方、貧しい国々では大きな課題にはなっていません。大量生産・消費するほどの余裕はないのでしょう。しかし、経済的に余裕が出てくれば、豊かな国と同じ課題を抱えることになるでしょう。歴史は繰り返します。

 

最後に

全体を見たときの感想を書きました。目標毎の状況を見ていくとどんな課題が見えてくるのか、世界と比べた時、日本の課題は何か、別記事にしていきます。